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zoom RSS マインドフルネスの実践 脳の変化

<<   作成日時 : 2017/05/10 21:07   >>

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世の中は私たちが願ったようにはなりません。
私たちは、自分が願い頑張れば、全てのことは何とかなるはずだと思い込んでいる節があります。
その様な状態にあるために、例えば仕事上の成果が自分の願いにそぐわないものであると、自分の努力が足りなかったからだと、恣意的に拡大解釈して物事を捉えがちです。仕事のみに真面目に取り組んでいる人ほど、その様に思い込みがちです。グループ行動の時でさえ、望ましい成果が得られなかったりすると、これは全て自分の責任だと個人化してしまうことさえあるのです。

第二世代の認知行動療法では、この思考の偏りあるいは歪みに気づいていただき、その内容を変えていただく様、色々とお手伝いをすることになります。しかし、第三世代の認知行動療法であるマインドフルネスでは、その様な方法はとりません。思考内容を変えていただくというよりも、あらゆる思考との係わり方を変えていただくことをお勧めします。「あるがまま」を受け容れた上で、その事はその事として、それはそれとして、目前のことに力を集中して行く在り方を身につけていただくのです。

呼吸法を実践している最中には、様々な考えが次から次に生まれてきます。マインドフルネスでは、それに気づいて、思考内容の「あるがまま」を確認し受け入れて、「今・ここ」における呼吸に集中する力をつけて行きます。つまり、この練習が「刹那刹那の自己」、「今ここの自己」を形成して行くわけですが、これによって、脳の「海馬の灰白質」や「島」並びに「背内側前頭前野」の変化が起きることが分かってきました。海馬は記憶に関わる部位であり、「島」は、私たちの身体感覚の最高次中枢と言われます。「刹那刹那の自己」に関わる部位です。「背内側前頭前野」は、自己概念に関わる部位だとされています。この様に、マインドフルネスによって、脳の構造が変化することが分かってきたのです。

一方過去の研究において、抗うつ薬の服用が、海馬の厚みを増すことが分かって来ています。うつ病の方は海馬の代謝が落ちていて、長い間同じ記憶がそこに留まってしまうと考えられていますが、海馬の厚みを増すことが、抗うつ薬の効果だと考えられるようになっています。
つまり、マインドフルネスは、脳における抗うつ薬の働きのみでなく、更に広い範囲での脳への効果を生み出していると考えられているのです。
この事から明らかなように、マインドフルネスは理解ではなく、実践が極めて重要なのです。

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